依頼によって異なるフタル酸の検査方法~ROHS指令に則った分析方法~ 

ROHS指令に追加されるフタル酸の分析は、目的も明確に依頼する

スクリーニング法と精密定量法の比較

簡易検査であればスクリーニング法

スクリーニング法とは蛍光X線分析装置を使用して、簡易的にROHS指令の指定有害物質を測定する方法で、正確な含有量は測定できませんが、含有の有無ははっきりとさせることができます。

精密定量法では含有量まで測定可能

精密定量法の場合は、スクリーニング法にて分析を下の地に、有害指定物質の含有の疑いがある時には、GC/MS精密分析装置を使用して、有害物質の含有量を調べます。

依頼によって異なるフタル酸の検査方法~ROHS指令に則った分析方法~ 

顕微鏡

溶媒溶解法とは?

溶媒溶解法とは、フタル酸エステル類を分析する時に用いられる手法で、試料を粉砕した後に、溶解溶媒テトラヒドロフランを飼料に添加します。その後、サロゲート添加後に超音波にて溶解します。溶解時間としては約30分から1時間程度かかります。その後、アセトニトリルを混入させた後に、30分程度静かに置いた後にGC/MSで測定を行います。

ソックスレー抽出法とは?

ソックスレー抽出法も、フタル酸エステルを分析する時に使用する方法の一つで、試料を粉砕した後に、ソックスレー抽出器を洗浄し粉砕した試料を投入します。そして、サロゲートを添加してソックスレーを抽出します。その後、ロータリーエバポレータを使用して濃縮した後、CG/MSにて測定します。少量の試料で効率よく検査できる方法です。

MS法とは?

MS法もフタル酸エステルを検出するための方法の一つで質量分析法ともいわれています。分子をイオン化してそのm/zを測定することで含有量を調べます。具体的には、試料をカッターなどで細かく刻み、Py-GC/MS測定を行います。測定は高電圧をかけた真空中で試料をイオン化することにより行います。この方法は最も時間がかからない方法です。

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